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【日野誕生院】《浄土真宗本願寺派》Tel075-575-225

1828(文政11)、日野家の旧跡に因んで有範(ありのり)堂が建立された、一に「日野御堂」と称した。昭和48(1973)建物を整備し、現在の阿弥陀堂が建立された。お堂は四柱造り、本瓦葺、左右に回廊をめぐらし、中門を設けた鎌倉風の建物で、阿弥陀如来像および親鸞幼童御影・有範像を安置する。また、境内には親鸞産湯の井戸や胞衣塚等、親鸞の生誕地に因んだ遺跡が多い。本願寺の飛地境内建物。

阿弥陀堂 親鸞聖人産湯の井戸 親鸞聖人の胞衣塚
親鸞聖人誕生の地の碑 親鸞聖人童形像 歌碑

日野有範塔 日野家累代の墓所で、正面中央の五輪石塔が、それと伝える。石塔は凝灰岩製。有範は親鸞上人の父といわれ、1176(安元2)五月に没した。墓の傍らには吉光女(親鸞母)、範綱(親鸞伯父)、覚信尼(親鸞女)および日野広綱・勝光の墓と伝える五輪石塔がある。

親鸞上人誕生の地

今からおよそ800有余年前に、日野の里で親鸞上人は生まれました。父は日野氏の一族・皇太后宮大進日野有範卿、母は清和源氏の八幡太郎義家の孫娘の吉光女であったといわれています。この地は藤原北家の一流、日野氏の所領。初代の藤原真夏は「ここは仏法有縁の地である」とのお告げを老翁より受けて、7代目藤原資業(すけなり)が別荘を営み、法界寺を建立。兵火により多くは失われましたが、今も阿弥陀堂に丈六の阿弥陀如来像が残る。このように浄土教信仰が篤い中で生まれた親鸞上人は、阿弥陀堂にお参りし、仏に語って成長されたといいます。誕生院の裏手に「明日ありと思う心のあだ桜夜半に嵐の吹かぬものかは」と歌碑が残され、幼き日の親鸞上人の姿を偲ばせます。

参考資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より

     京都市観光文化情報システムより

【親鸞上人の聖地(西本願寺)

日野誕生院親鸞誕生の地で、親鸞は藤原一門の日野家の日野有範を父に母は吉光女の間に生まれる。日野法界寺(日野薬師)の東隣。

青蓮院親鸞上人が出家得度した寺。境内には、親鸞上人の9歳の時の銅像と、上人の歌と伝える「明日ありと思う心のあだ桜、夜半に風の吹かぬものかは」の碑がある。

植髪堂親鸞上人が青蓮院で得度した時に、剃り落とされた髪を植え付けたといわれている像を安置する。

六角堂親鸞上人29歳の時、百日の念願を込めて籠もる。95日目に夢告げを得て、他力本願の念仏の道に入ったという。

荼毘所親鸞上人火葬の地。史上に「東山の西の麓、鳥辺野の南の辺、延仁寺に葬したてまつる」とあり、西本願寺では本廟境内地の北東にあたる。

元大谷本願寺発祥の地。これより北の大谷の地に納められていた上人の墓を、末娘・覚信尼が墓を移して廟堂を建て、本願寺の基礎となす。青蓮院の南側、知恩院の境内・崇泰院の裏庭。

【大谷本廟】徳川家康の時代に、知恩院が拡張され、その地域にあった元大谷の祖廟を移転する。東山五条。

西本願寺公式サイトより

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