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禅定寺(ぜんじょうじ)《曹洞宗》0774-88-4450

 寺伝によれば、991年(正暦(しょうりゃく)2)、東大寺の別当平崇(へいそ)上人が藤原兼家の帰依のもと建立した華厳宗の寺院。創建当初は多くの堂塔と寺領を有し隆盛をほこった。その後、朝野の崇敬をあつめたが、藤原氏の衰微と戦国時代の兵火に罹災し、寺運は衰えた。1679年(延宝7)加賀の国大乗寺の月舟(げっしゅう)和尚を迎え、加賀藩の家老・本多政長の援助によって再興し、曹洞宗の寺院として整備され現在にいたる。

表門 本堂 涅槃図壁画

■本堂 茅葺の田舎風の素朴な建物であるが、平安時代の多くの古仏を安置する。しかし、これらの仏像は昭和48年新造の収蔵庫に保管されている。

◆十一面観音立像[重文(平安)] 禅定寺の本尊。高さ2.86メートルの堂々たる立像で、一木造、漆箔、右手を垂れ、左手に宝瓶をもち面相や手足にかかる翻波式(はんぱしき)衣紋にも藤原風の特徴があらわれている。光背・台座・持物は後補であるが、頭上の十面は当初のものが残っている。

日光・月光菩薩立像[重文(平安)] 本尊の両脇に安置する。2メートル余の一木造で、彩色は剥落しているが、貞観時代の様式を表している。もと光明山寺(山城町)の遺仏とも、奥山田の医王教寺の遺仏とも思われる。

四天王立像[重文(平安)] いずれも一木造の等身像で、持国天と増長天はほぼ直立姿態の静的な姿に、広目天・多聞天はそれぞれ足と腕を上げた動的な姿につくられている。

文殊菩薩騎獅像[重文(平安)] 高さ60センチ、一木造、右足を垂れ、左足を曲げて獅子の背に坐した半跏像(はんかぞう)で、手にはそれぞれ剣と巻物をもって、滋味あふれる尊顔を呈している。

地蔵菩薩半跏像[重文(平安)] 高さ約1メートル、右手に錫杖(しゃくじょう)、左手に宝珠をもち、片足を垂れて岩座上に坐している。檜材の寄木造で、彩色下地を残している。延命地蔵形中では古い例に属する。

五輪石塔(南北朝) 花崗岩製、基礎に複弁の反花座(かえりばなざ)をもうけ、1342年(康永元)在銘の典型的な南北朝時代作。

◆禅定寺文書 開山平崇(へいそ)上人が東大寺別当を辞して禅定寺に隠棲したが、生前に寺を維持するに足りるだけの田畑を買い入れておいた。それに関する文書125通[重文]および流記(るき)二巻[重文(平安)]等、多くの古文書を有している。

参考資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より

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