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【金剛寺(八坂庚申堂(こうしんどう))《天台宗》TEL075-541-2565

 平安時代、当代随一の験者であった三好(みよし)浄蔵(じょうぞう)(浄蔵貴所(ぎしょ))が建立。以後、日本最初の庚申(こうしん)信仰の霊場として信仰を集めた。日本三庚申の一つ。他に大阪四天王寺庚申堂、・東京入谷庚申堂(現存せず)。

山門 山門の屋根に猿 くくり猿
本堂 本堂の内部 八坂通

■本堂 1679(延宝6)の再建。青面金剛を安置。傍らに安置する三猿は、伝教大師が三尸(さんし)の虫に因み、天台の不見不聞不言を猿にあてたものといわれる。

◆本尊・青面(しょうめん)金剛(こんごう) 飛鳥時代に中国大陸より渡来した(はたの)(かわ)(かつ)(太秦広隆寺創建)により、秦氏の守り本尊として祀られたと伝わる。末法の乱れた世の人々を救おうとお釈迦様と阿弥陀様とお薬師様が相談され、その結果、青面金剛となって現れた。青面金剛は人を食う夜叉(やしゃ)の姿で現れ、悪人を食らい、善人を食わない。また庚申さんのお使いである三猿・くくり猿の霊力により、『猿結び=縁むすび』の御利益。

庚申とは 干支(えと)(かのえ)(さる)の日(60日に1)を意味し、この前夜に人間の体の中にいる三尸(さんし)の虫が、寝ている間に体から脱け出して、天帝にその人間の行った悪行を告げ口に行く。天帝は寿命を司る神であるから、悪いことをした人に罰として寿命を縮める。ところが、三尸の虫は、人間が寝ている間にしか体から脱け出ることができないので、庚申日は、徹夜をする。これを庚申(こうしん)()ちという。この庚申待の行事にさまざまなことを行って徹夜していたが、青面金剛はこの三尸の虫を喰ってしまうので、いつの頃からか、庚申待ちには、この青面金剛を本尊として拝むようになり、庚申イコール青面金剛となった。また、この日、睡眠をささげて、一晩一心に願い続ければ如何なる願いも叶うという。

■コンニャク焚き 庚申日は1年に6回あり、この日、「コンニャク焚き」の接待がある。八坂庚申堂の開祖である浄蔵貴所が、父の病気祈願にコンニャクを捧げたところ無事治ったという由来。それを北を向いて無言で3つ食べると、無病息災で過ごせるという。

■くくり猿 お猿さんが手足をくくられて動けない姿をあらわしている。欲のままに行動する猿を、人間の中にある、欲望にたとえてあり、人間の中にある「欲望」が動かないように、庚申さんによってくくりつけられている。「くくり猿」に願いを託して、それを叶える秘訣は、欲を一つ我慢することだという。また、いつの頃からか「くくり猿」が魔除けに使われるようになったという。

                                                                            参考資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より

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