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京都観光タクシー同友会の観光案内

【宇治逍遥】


宇治橋 646(大化2)年に奈良元興寺の僧道登(どうと)によって初めて架けられたと伝えられ、わが国最古級の橋です。上流側に張り出した「三の間」は、豊臣秀吉が茶の湯に使う水を汲ませたところともいわれ、そこからの眺めは絶景です。

◆茶店通園 通円茶屋は吉川英治の小説「宮本武蔵」にも出てきますが、創業は平安時代末の永暦元年(1160)にさかのぼります。元祖は源頼政の家臣で、古川右内という武士でした。晩年隠居をして頼政の政の一字を賜って太敬庵通円政久と名乗り、宇治橋東詰に庵を結びました。その後子孫代々、通円の姓を名乗って宇治橋の橋守(守護職)を仰せつかり、道往く人々に茶を差し上げて橋の長久祈願と旅人の無病息災を願ってきました。
 現在の建物は、寛文
12(1672)に建てられた江戸時代の町家の遺構を残す建物で、正面から見ると、深い(ひさし)と、間口が広いわりに柱を少なくした建物となっている。これは昔から賑やかな往来の人々が、出入りしやすいように考えたためで、太い(はり)を使ってはね木を押さえている江戸時代初期の建築方法。店の間には数百年を経た茶壷がならび、一休和尚より賜った「初代通円」の木像が祀られている。足利義政・豊臣秀吉・徳川家康を始め諸大名も、この茶屋でお茶を召し上がって行かれたことが記録に残っている。

宇治十帖モニュメント 宇治川右岸の朝霧橋のたもとにあり、源氏物語「宇治十帖」の古跡全体を象徴するモニュメントです。ヒロイン浮舟(うきふね)匂宮(におうのみや)が小舟で宇治川に漕ぎ出す有名な情景をモチーフとしています。

紫式部像 夢の浮橋広場として平成162月に整備された宇治橋西詰にあります。紫式部の石像の後ろには宇治橋が架かりとても美しい姿を見せてくれています。

対鳳庵(たいほうあん)  宇治茶の振興と茶道の普及を目的に建てられた本格的な茶室で、平等院の鳳凰堂に相対している事から「対鳳庵」と名付けられました。 本場の宇治茶に季節のお菓子を添えてお点前をしています。
Ø  開席期間 110日~1220
Ø   開席時間 10時~16 
Ø  利用料金 一客500
Ø   問合せ先 TEL 0774 (23) 3334(宇治市観光センター)

◆宇治川鵜飼 鵜飼の鵜は、渡り鳥でウミウという種類。鵜匠は、捕獲された野生のウミウを鵜飼ができるように訓練します。鋭いくちばしと爪を持つ鵜を、鵜匠が育て、鵜飼の時には、追い綱(鵜をつなぐ紐)を通じて鵜と繋がります。鵜を操る人を鵜匠と呼びます。宇治には3名の鵜匠が在籍しており、内2人の女性の鵜匠が活躍。風折烏帽子に腰みの姿の伝統的な装束で鵜飼を行います。夏の鵜飼シーズンは、もちろんのこと、シーズン以外の時も鵜の世話をしています。宇治川では、鵜匠は6羽の鵜を操り鵜飼を行います。塔の島に鵜の小屋が有る。
 宇治川の鵜飼は、平安時代にはすでに行われていたと言われています。天禄2(971)、奈良の長谷寺に参詣した藤原の道綱の母は、その往復に宇治を過ぎて、川岸から鵜飼を見物しています。彼女が残した「蜻蛉日記では」、川幅一杯に数え切れぬほどの鵜舟が出て、それぞれにかがり火を焚き舟べりをたたいて、夜通し鮎を捕りつづけている様子が、興味深く書き留められています。当時は、宇治川の風物詩、氷魚を捕る網代(あじろ)とともに、盛んに行われていたようです。
 平安時代の後期になると仏教の教えの影響をうけて次第に宇治川での殺生が戒められるようになりました。西大寺の僧 叡尊は、宇治川における殺生の全面的禁断を命じる太政官符により、浮島のあたりに漁具・漁舟を埋め、日本最大の十三重石塔を建立し魚霊を供養し、宇治橋の再興を行いました。そして平安貴族の衰微とともに、宇治川の鵜飼も衰退していきました。
Ø  期間:6月~9(予定)
Ø  問合せ先:()宇治川観光通船Tel0774212328 Fax0774-21-2447
Ø  ●貸切船 10人乗り:27500円15人乗り:41250円20人乗り:55000円 ※予約が必要です。
Ø  ●乗合船 大人:2,000円 小学生:1,000
※予約は必要ありません。
Ø  ※荒天候及び天ヶ瀬ダム放流による増水時には鵜飼が中止される事がありますので、お出かけの際には下記のお問合せ先へご連絡の上ご確認。

十三重石塔[重文] 府立宇治公園中の島(塔の島)にある高さ約15mの国内最大級の石塔で、1286年に西大寺の僧叡尊により建立されました。叡尊は朝廷の命により宇治橋の修復を行いましたが、殺生禁断の思想の持ち主で、網代や漁具を埋め、その上にこの石塔を建立し、魚霊の供養と宇治橋の安全を祈りました。

亀石にまつわる逸話・伝承 Ø  飛鳥時代中期の伝承上の天皇・垂仁天皇が、大亀を矛で刺し貫いたところ石になった。
Ø  桃山時代に豊臣秀吉が伏見城を築いた時、宇治川の水を城内に引く地下水路の取水口をカモフラージュするための蓋(フタ)とした。

天ヶ瀬ダム 天ヶ瀬ダムは、大阪湾に注ぐ淀川水系の一つである宇治川に、洪水調節、水道水の供給、発電を目的として建設され、1964(昭和39)年に完成しました。高さ73m、長さ254mの堂々とした偉容を誇るドーム型アーチ式のダムで、ダム湖はその形が緑の渓谷に翼を広げた鳥のような美しい姿に見えることから、鳳凰湖(ほうおうこ)と呼ばれています。
Ø  開園時間 8時~17
Ø  休園日 なし※工事等で堤体の通行に支障がある場合は入場できません。
Ø  観覧料金 無料
Ø  問合せ先 0774(22)2188 天ケ瀬ダム管理支所まで

◆源氏物語ミュージアム 源氏物語ミュージアムは、 観光客や市民に楽しみながら 平安文化を理解してもらおうというもので、 特に全国の源氏フアンにとっては見逃せない施設です。 館内では、模型や映像により光源氏や「宇治十帖」の世界を 分かりやすく紹介するほか、源氏物語に関する文献、史料、小説などの ライブラリー機能を持ち、コンピュータに承る情報交換もできます。 
Ø  開館時間 9時~17時(入館は1630分まで)
Ø   休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
Ø   観覧料金 一般 500(400)、小人(小・中学生)250(200)(  ) 内は、30名以上の団体料金Ø  問合せ先 TEL 0774 (39) 9300

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