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志明院(しみょういん)(金光峰寺(こんこうぶじ))《真言宗単立?075-406-2061

 岩屋山金光峰寺と号し、不動明王を祀るので、世に岩屋不動と称される。寺伝によれば、孝徳天皇の頃、役小角(えんのおずぬ)の草創と伝え、829(天長6)淳和天皇が空海のために堂宇を建立し、鎮護国家の祈祷を修せしめられたという。宇多天皇が勅願所とされてより寺運は次第に興隆したが、中世兵火にかかって荒廃した。のち、足利氏の帰依を得て再建されたが、1831(天保2)失火によってほとんど焼失。仁王門・鐘楼を除いて主なる建物は、明治以降の再建。

加茂川源流 志明院参道 志明院仁王門

■本堂 楼門をくぐって石段を100メートル余の山腹にあって、弘法大師の開眼とつたえる本尊不動明王像を安置し、脇壇には大日如来像(鎌倉)、毘沙門天像等を安置する。

飛竜(ひりゅう)の滝 本堂に背後にあり、岩屋の滝ともいい、滝の上に飛竜権現(ごんげん)の祠がある。弘法大師が入山行法の際、当山の守護神があらわれ、飛竜となって滝壺に入ったといわれ、大師はその霊を祀って飛竜権現とあがめたと伝える。

◆護摩洞窟 飛竜の滝の背後の上方にある巨大な岩窟をいい、大師が護摩の行法をしたところと伝える。歌舞伎狂言「鳴神(なるかみ)」はここを舞台としたもの。竜神をこの洞窟に閉じ込めた当山の鳴神上人は、洛中第一の美姫といわれた雲の絶間(たえま)姫の色香に迷い、止雨の法力を失って雨が降ったという伝承がある。

◆桜天神 根本中院に至る途中にある。当寺の鎮守社で、菅原道真行法の跡と伝える。遷宮のとき、一株の桜が一夜のうちに生じたという。

神降窟(しんこうくつ) 霊洞山の断崖中にあって、天津石門別稚姫神社の旧鎮座地。洞窟内には今なお冷泉が湧き出ている。この水を香水と称し、古来もっとも神聖視され、これを服用すれば諸病平癒するという。

■根本中院 神降窟の巌頭にある懸崖造として建つ奥院。菅公手彫りと伝える眼力不動明王像を安置する。

◆志明塔 岩屋山の山頂にある。高さ約90センチの石造宝篋院塔(室町)で、経塚といわれる。

参考資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より

【歌舞伎脚本 鳴神(なるかみ)

 歌舞伎十八番の一。本名題「雷神不動北山桜」。これはインドの波羅奈国の山岳に修行していた一角という聖者の話といわれる謡曲の「一角仙人」を題材にしたものと言われている。「雷神不動北山桜」は五段続きで、四段目の中と切とが鳴神の条で三段目に「毛抜」五段目の大切に「不動」があった。これらは後に分離、独立して発展、七世団十郎によって「十八番」に制定された。

当山の僧、鳴神上人は朝廷に願いを立てたがお許しがないのを恨み、三千世界の竜神を飛竜の滝壷に封じ込め黒雲坊、白雲坊を従えて護摩の洞窟にこもる。旱魃となって苦しむ民百姓を救うため朝廷は雲の絶間姫という洛中一の美女を遣わす。姫は色仕掛けで上人を迷わせて破戒させ、竜神を封じ込めた護摩洞窟の注連縄を切る。上人の法力は破れ、竜神は天にのぼり雨が激しく降る。

この物語は人間のもろさを大胆にしかも生き生きと描いている点に近代劇的な味をもっており時代や国境を越えて観客の心をうつものがあり十八番中の傑作といえよう。

聞知尋会さまHPより

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