京都観光タクシー同友会の観光案内
【赤山禅院】《天台宗》075-701-5181
888年(仁和4)、
※赤山明神 泰山府君のことで、中国の聖なる五岳の一つである東岳の泰山にすむ東岳大帝の別名。東岳大帝とは道教の神で、人の命を司ると信じられてきた。赤山の一角に紅門石という赤みがかった場所があり、その中に「財神」がいるとの伝承がある。五岳は五行説の現れであり、東岳は人間の貴賤高下の区別や生死の時期を司ると考えられている。都七福神のひとつ。
■鳥居 「赤山大明神」の額は、後水尾天皇の行幸の際に賜った勅額。(複製)
■本殿・拝殿の猿 祭神は赤山明神。拝殿の屋根の上には、鬼門除けの猿。御幣とかぐら鈴を持ち、皇城を守護。かつて夜な夜な悪さをしたため、逃げ出さないよう金網の中に入れられている。比叡山を守るのが日吉神社、日吉の神の使いが猿。御所の塀の東北の角が内側に切り込まれ、金網の中に木造の猿が入れられている。御所と赤山と延暦寺をつなぐラインに二匹も猿を配置して、邪悪なるものの潜入を防ぐという。
■地蔵堂 赤山大明神は、地蔵菩薩の化身であるとされます。そこで赤山禅院には地蔵菩薩をまつるお堂がある。
■弁財天 日本では古く奈良時代から仏として信仰され、また七福神の一神としても知られている。赤山の弁財天は「出世弁財天」として信仰。
■福禄寿殿 福禄寿神を祀る。延寿福楽のご利益。赤山禅院の本尊・赤山大明神は、天にあっては福禄寿神、地にあっては泰山府君とされ、万物の命運を司る。福禄寿神は、幸福・高禄・長寿の三徳をあたえられたとされ、商売繁盛・延寿・健康・除災を祈願する。
□都七福神 [日本]-ゑびす神社(ゑびす)
[印度]-松ヶ崎妙円寺(大黒天)・六波羅蜜寺(弁財天)・東寺(毘沙門天)、
[中国]-赤山禅院(福禄寿)・革堂行願寺(寿老人)・万福寺(布袋)
■相生社 縁結びの神として知られる。2つの鳥居が並んでいるのは、夫婦鳥居と呼ばれ、手をつないで通った二人は結ばれる、との言い伝えがあり、相生社の絵馬は「おしどり絵馬」として知られる。
■不動堂 比叡山延暦寺と赤山禅院を結ぶ雲母坂にあった雲母寺の本堂と本尊・不動明王が移されたもの。(雲母寺は、平安時代に、千日回峰行の創始者・相応和尚が開いた寺院、明治に入って廃寺となる)不動明王像は、伝教大師 最澄の作とも伝えられる。現在も不動堂では、伝統に則り、大阿闍梨が護摩供を行う。
■正念誦・環念珠 順路通りに参拝すると、2度、大きな珠数をくぐる。これは「正念誦」「還念珠」という密教の重要な考え方を示したもの。最初の珠数をくぐりながら、心にうかんだ願いについて、参拝の間、思い続ける。そして、最後の還念珠をくぐりながら、やはりその願いが大切だと考えるなら、その願いに向けてあなたが努力をすることを誓い、仏さまに力をかしてくださるよう祈ると、きっとご加護があるという。
□ぜんそく封じ・へちま加持 仲秋名月の日に厳修されてきた天台の秘法。千日回峰行を修めた大阿闍梨が、へちまにぜんそくや気管支炎を封じ込め、加持・祈祷を行う。古くから仲秋の名月の日に行うのは、その日から月が次第に欠けていくのと同じように、病を減じさせるため。
□珠数供養 傷んだり、使わなくなったりした珠数を、炎によるお浄めを行う。毎年11月23日、千日回峰行を満行した大阿闍梨の祈祷をもって行う供養。
□「五十日払い」の起源 かつて、一年の中でもめったにない「申の日」の五日に赤山禅院に詣でると吉運に恵まれる、という評判が立ち、江戸時代、「赤山さんは、掛け寄せ(集金)の神さんや」と言われるようになる。その五日講ご縁日詣でから、「五十払い」の風習ができたと伝えられている。
現在も、毎月五日に「泰山府君
五日講
ご縁日」として大阿闍梨による祈祷が行われている。
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