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【三十三間堂(蓮華王院)】 《妙法院境外仏堂》075-525-0033

 1164年、※後白河法皇※平清盛に命じて創建。その後、2度の火災で焼失、1266年に本堂だけを復興。内陣の柱間が33あり、木造建築では世界一の長さ、125m(測り方のより118m)。中尊(ちゅうそん)1体とその左右500体ずつの本尊、全部で1001体の千手観音立像(十一面千手千眼観世音菩薩)が柱間33の中にあるところから、三十三間堂と呼ばれる。「間(けん)」というのは、尺度ではなく柱と柱のあいだを意味する。

※後白河法皇(1127〜92) 第77代天皇で鳥羽天皇の第4皇子。法皇となって院政(いんせい)を行う。平氏の盛衰から鎌倉幕府に至る動乱期、平清盛・木曽義仲・源頼朝らと対応し、王朝の権威の存続に努めた。陵墓は法住寺陵(三十三間堂の東隣)。

※平清盛(1118〜81) 平安末期の武将、政治家。平盛(たいらのただもり)の子。保元(ほうげん)の乱、平治(へいじ)の乱で他勢力を追い払い、太政大臣(だじょうだいじん)として平氏政権を確立し娘・建礼門院(けんれいもんいん))を高倉天皇の中宮(ちゅうぐう)に入内(じゅだい)さす。六波羅蜜寺の僧形座像は清盛像と伝わる。

■本堂[国宝]
 現在の本堂は文永3年(1266)鎌倉時代の再建。母屋(もや)・内陣(ないじん))は33間、周囲に1間分の庇(ひさし)の間がめぐらされているので、正面は35間、側面5間。内部は化粧屋根天井(けしょうやねうらてんじょう)で、虹梁(こうりょう)には鏡の跡がある。また、西側の板縁(えん)は、江戸時代に通し矢が盛んに行われたところで、現在でも当時の矢傷を庇や柱にみることができる。

◆千手観音坐像[国宝] 高さ3.4m、檜(ひのき)の寄(よせ)木造(ぎづくり)で漆(しっ)箔(ぱく)※湛慶作(運慶の子)
◆千手観音立像[重文]
 創建時(平安)124体、再建時(鎌倉)876体、室町時代に1体追加。湛慶が中心となって作った群像で、270体に作者銘がある。木造寄木造(よせぎづくり)・漆箔(しっぱく)

湛慶(たんけい)(1173〜1256) 運慶(うんけい)の長男。父とともに東寺の仁王、二天像(にてんぞう)を作る。現存作品は少なく、代表的遺品として三十三間堂の中尊。

◆二十八立像(ぶしゅうりゅうぞう)、風神・雷神像[国宝] 千手観音に随従(ずいじゅう)して信者を守る神通力の持主を表している。部衆の中には金毘羅(こんぴら)・帝釈天(たいしゃくてん)など一般の人々にも馴染み深い仏がいる。

大門[重文] 秀吉の再建。本堂と離れた南東にある。

築地塀(つきじべい)[重文] 秀吉の造営で別名・太閤塀(たいこうべい)。境内の南側。

夜泣(よなき)地蔵(石造大日如来坐像) 井戸が夜々振動して泣くので、夜泣泉と呼ばれていたが、そばに地蔵を安置したところ、泣き声が止んだという。そのため小児の夜泣き止め祈願の信仰が生まれたという。

◆仏の数 観音は33体に変化して人を救うということから、1001体の33倍で3万3千33の仏。御利益も3万3千33?

◆弓の初(ひきぞ) 毎年1月15日に近い日曜日に弓道者が集まり弓の引き初めが行われる。

◆柳のお加持(かじ) 弓の引初めとともに、毎年1月15日に近い日曜日に行われる法要。加持祈祷した香水を柳の枝で頭上にふりかけると、持病の頭痛が治るといわれている。

◆通し矢 1606年に通し矢を行ったという記録が残っているが、それ以前からすでに行われていたものと考えられる。24時間という一定の時間内に通す矢数を争い、特に尾張と紀州両藩の遺恨試合の様相であったといい、紀州藩和佐大八朗が13,053本の矢を射て、8,133本を通して記録をつくったという。通し矢は明治28年で中絶。

浄瑠璃『三十三間堂棟木(むなぎ)の由来 熊野山中にあった柳の老木の精・お柳(りゅう)、このお柳が恩をうけた北面の武士横曾根平太郎との間に一子緑丸をもうけた。後白河法皇の発願により、三十三間堂を建立することになり、その棟木が求められ、熊野山中にある、この柳の老木が伐られることになった。それを知ったお柳は、夫と子に別れを告げ消えうせてしまう。そして、柳は伐られ、都に曳き出されることになったが、途中でどうしたことかハタと動かなくなった。そこで、緑丸がその大樹にふれて音頭をとると、再び軽々と動き出し、柳を棟木に使った大堂が完成したといわれる。

参考資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より

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