京都観光タクシー同友会の観光案内
【蓮華寺/おむろ】《真言宗御室派》℡075-462-5300
真言宗御室派別格本山。寺伝によれば、1057年(天喜5)藤原康基が一体の不動尊を安置し、広沢の池の北西の地に建立したのが起こりと伝える。後宇多天皇の中興で、仁和寺の奥の院として栄えていたが、応仁の乱後、鳴滝音戸山に移る。しばらく荒廃をつつけた後、1641年(寛永18)江戸の富商・樋口平太夫によって再興され、木食上人但称(弾誓上人の弟子)の彫刻した石造五智如来像を安置し、仁和寺宮覚深法親王(後水尾天皇々兄)より五智山蓮華寺の号を賜わった。その後、寺は火災によって焼亡し、石仏群のみが残った。昭和3年篤志家によって寺だけが現在地に再興され、石仏はそれよりおくれて、昭和33年に至って移転した。
五智如来石仏群1 | 五智如来石仏群2 |
■本堂 本尊・阿弥陀如来坐像(鎌倉)を安置する。
■不動堂 寛朝僧正が円融天皇中宮藤原詮子のために安産を祈ったという不動明王像を安置し、毎年土用丑の日に行われる、「※きゅうり封じ」は諸病平癒・除厄招徳に霊験ありとして、庶民の信仰を得ている。
※きゅうり封じ 年令姓名を書き、秘法により本尊不動尊の祈願をこめたきゅうりで身体の悪い部分をなぜて川へ流すか、土中へ埋めると煩悩病苦が去るという。
◆五智如来石仏群 江戸時代。境内の庭上に南面して並ぶ。前方に胎蔵界の大日如来を中心とする丈六の五智如来(薬師[阿?]・宝生・大日・阿弥陀・不空成就[釈迦])を、後方に地蔵菩薩を中心とする観音菩薩等の諸像11体をならべ、深草の石峰寺のそれとともに京都市における石仏群の双璧をなしている。
参考資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より
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