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【梨木神社】《祭神・三条実万、実美》075-211-0885

 明治18年(1885)の創祀。三条家の邸宅のあった梨木町の東にあたるのにちなんで、社名とした。祭神は明治維新の功労者として知られる、三条実万(さねつむ)実美(さねとみ)父子。のちに猿ヶ辻の凶変で倒れた姉小路公知(あねがこうじきんとも)卿をも配祀した旧官幣社。ささやかな境内には本殿・拝殿・社務所等の建物があり、境内には上田秋成と湯川秀樹博士の歌碑がある。

梨木神社鳥居 本殿 拝殿
染井の名水 湯川秀樹の歌碑 萩まつり

※三条実美 公卿、政治家。父は内大臣三条実万。権中納言、議奏、攘夷勅使、国事御用掛などをつとめる。尊皇攘夷派公家の中心的存在であったが、文久3年(1863)尊皇攘夷派の京都追放をねらった8月18日の政変が起こり、七卿落ちの1人として長州に下る。王政復古後、新政府の議定、副総裁、右大臣、修史局総裁などを歴任。明治4年(1871)太政大臣に就任、18年(1885)の太政官制廃止までつとめた。内閣制度創設後は内大臣となり、22年(1889)黒田内閣総辞職後、一時臨時首相を兼任した。

姉小路公知 尊攘派公卿のエースとして活躍するが、勝海舟、坂本龍馬と摂海沿岸の警備を視察して以降、攘夷の無謀さを知り、やがて周囲の過激尊攘派から開国派に傾いたとみられるようになる。文久3年(1863)5月、猿ヶ辻付近で刺客に襲われた。

◆染井 境内に湧き出る「染井の水」は醒ヶ井(さめがい)県井(あがたい)とともに京都三名水の一つ。その中でも唯一現存しているもの。藤原良房の染殿院の旧地に因んで名づけたといわれている。醒ヶ井は、現在四条堀川東入ルの亀屋良長で復活されている。

◇萩まつり 毎年9月の第3日曜日に行われる。近年境内に多くの萩を植え、萩の名所となっている。当日は紅白の萩の花を青竹筒に生け、短冊をつるして神前に供え、また虫籠に鈴虫を入れて供える等、風流な行事が行われる。

◆上田秋成の歌碑 秋成は晩年、梨木神社の東南の羽倉信美宅で没する。墓は南禅寺畔、西福寺にある。
              「ふみよめば絵 を巻きみれば
かにかくに昔の人のしのばるるかな」

◆湯川秀樹の歌碑 湯川秀樹は東京生まれ、生後まもなく父の京大転任にともなって入洛し、梨木神社の北側の染殿町に住み、少年時代を過ごした。
              「千年の昔の園もかくやありし木の下かげに乱れさく萩」

参考資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より

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