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【無鄰菴】《管理・京都市観光協会》075-771-3909

 明治、大正時代に元老として権力を振るった山県有朋(やまがたありとも)の別荘で、建物は簡素な木造二階建ての母屋と藪内流燕庵(えんあん)()したという茶室および二階建ての洋館からなり、その大半は庭園からなっている。面積は950坪、山県自らの設計と監督により7代目小川治兵衛が作庭した池泉回遊式の庭園で、近代的庭園の先駆けとされる。山県が、ヨーロッパ訪問の際に目にした当時流行の風景式庭園の様式を取り入れたという。

庭園1 庭園2

 この庭について、京都府立大の下村孝教授(都市緑化・ガーデニング)は「いるだけで、とにかく心地の良い庭だ」と指摘する。中央に芝生が広がり、琵琶湖疏水から引いた小川がゆったりと流れる。とにかく庭全体が明るい。マツやヒノキなどの常緑樹の間に、モミジなどの落葉樹を混ぜている。そのおかげで日光が弱まる冬も、日差しが庭の隅々まで行きわたる。工夫はほかにも見られる。敷地が狭まる東側は、醍醐寺三宝院の庭の滝を模したとされる「三段の滝」を配して狭さを感じさせず、東山も借景に利用した。小川には浅い段差や小石を並べ、瀬音を演出している。

 無鄰菴の建物は1903年、山県や伊藤博文、桂太郎らがロシアとの外交問題を話し合うなどした歴史の舞台でもある。昭和16年(1941)市に寄贈され、1951年にその庭園が国の[名勝]に指定された。今は、敷地内の母屋や茶室を有料で借りて、市民が句会や茶会を催すことができる。

参考資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より

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