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【三室戸寺】《本山修験宗別格本山》℡0774-21-2067

三室戸寺のツツジ 2011年5月9日  紫陽花はこちらをクリック
                        蓮はこちらをクリック

              

 もとは天台宗寺門派(じもんは)(三井寺)であったが、現在は修験宗の寺となっている。寺伝によれば、光仁天皇の宝亀年間(770-81)、宮中に()(ずい)があって、藤原犬養が勅命によってこの地を探ったところ、金銅の仏像を得たという。天皇は御室をうつして尊像を安置し、御室戸寺と名づけたという。その後、幾度かの火災によって寺運は衰え、また寺地も再三変えた。文明年間(1099-1104)、後土御門天皇の勅命によって、現在地に再興されたが、その後、信長の焼討ちにあい、寺領を奪われて再び寺運はおとろえ、現在にいたる。西国三十三所第十番観音霊場

本堂 三重塔 十八神社
枯山水庭園 紫陽花 (06_6_19) 紫陽花 (06_6_19)
ツツジ園 (07_5_5) ツツジ園 (07_5_5) ツツジ園 (07_5_5)

本堂(江戸) 文化2年(1804)の建立。五間四面、重層、入母屋造(いりもやづくり)桟瓦葺(さんかわらぶき)の大堂で、正面三間の(から)破風(はふ)向拝(こうはい)を付す。外観の立派さに比し、土足のままで拝める外陣(げじん)の構成は、庶民化した観音霊場にふさわしい。

金銅二臂(にぴ)千手観音立像[重文(平安)] 菟道(うじ)山の奥、志津川の上流(岩淵)から感得したといわれる本尊を安置する。また、脇壇には嵯峨式の釈迦如来立像[重文(平安)]および毘沙門天立像[重文(平安)]を安置する。

■勝運祈願の宝勝牛(牛玉) 三室戸寺に観音詣でをしていた富右衛門というお百姓が飼っていた弱々しい牛が、観音様のご利益で立派な牛になり、地域一番の権兵衛の牛に闘い勝ち、そのときに得た報奨金をもとに、牛の仲買人として成功したという故事による。この宝勝牛がくわえている牛玉の観音様に触れると、勝運に恵まれるという。

■運勝祈願の手形 横綱・貴乃花、若乃花の手形。若乃花関は平成10年の春場所直前に絵馬を奉納し、見事優勝を成し遂げた。

■阿弥陀堂 阿弥陀如来および両脇侍坐像[重文(平安)]を安置する。中尊の阿弥陀如来は定印をむすんで蓮華座上に結跏趺(けっかふ)()し、脇侍の観音・勢至はともに膝をそろえて跪坐(きざ)する来迎印(らいごういん)であるが、中尊と脇侍とは大きさが違い、もとは別個のものと考えられている。

■三重塔(江戸) 1704年(宝永元)建立の和様建築で、中央は(さん)唐戸(からど)、左右は花頭(かとう)(まど)とする。もとは兵庫県三日月町の高蔵寺にあったもので、1910年(明治43)に移建された。

◆庭園 境内の南部、谷にのぞんだ傾斜地を利用した庭園は、昭和63年9月に造園家(なか)()金作(きんさく)氏の設計によって竣工したもので、谷川をはさんで北は枯山水、南は()(せん)回遊式(かいゆうしき)の庭園となっている。前者は中央斜面に阿弥陀三尊をあらわす大きな石組を構え、大海をあらわす白砂に三つの神仙島を配し、後者は滝口から二筋の流れが池に注ぐ形をとり、中央に蓬莱島を配する等、室町時代の作庭手法に現代的な感覚を巧みに加えている。
5千坪の大庭園に四季おりおりの花がみられるので、一名『花の寺』とも言われている。4月下旬~5月上旬の『ツツジ園』には、20000株の平戸ツツジ、霧島ツツジ、久留米ツツジ等が咲き誇り、その規模は関西屈指のもの。6月には『アジサイ園』に30種・10000株の西洋アジサイ、額アジサイ、柏葉アジサイ、幻の紫陽花・七段(しちだん)()等が咲き乱れ、6月下旬より8月上旬にかけては、本堂前に、200鉢の色とりどりの蓮が咲き、有名な大賀ハス、古代バスなど100種が咲く。

■宝物館 別途300円 毎月17日公開 公開開始時間 9:30/ 10:30/ 11:30/ 13:00/ 14:00/ 15:00

◆浮舟の古蹟 「源氏物語・宇治十帖」の主人公

■十八神社 三室戸寺本堂の背後にある。初めは大物主命(おおものぬしのみこと)を主神とし、十八神を祀って十八明神(みょうじん)と称したが、明治維新後、大物主命を含め三神を祀っている。その創祀は古く、寺の建立よりさかのぼるものと思われる。因みに三室は御諸・三諸と同じく御森(みもり)(てん)()したもので、神の降臨(こうりん)する山や森をいったものであり、この地の先住民が大和三輪山の御諸神社を勧請(かんじょう)して祀ったのが起こりと思われる。

本殿[重文(室町)] 三間社流造、?葺(こけらぶき)身舎(もや)は丸い柱に(ふな)(ひじ)()をもちい、前面の柱は吹き放しとした軽快な社殿。三間の向拝を付し、各間に牡丹唐草の蟇股を置く。蟇股(かえるまた)に「長享元年十月十六日(1487)」の墨書銘がある。

参考資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より

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