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【鞍馬寺】《鞍馬弘教大本山》Tel075-741-2003

鞍馬寺の紅葉 2010年11月

2010-11-22 2010-11-22 2010-11-22

 寺伝によれば、唐招提寺の開祖鑑真の高弟・鑑禎上人が宝亀元年(770)14日の初寅の夜、山城国の北方に霊山のあることを夢に見、夢さめて後、鞍を置いた白馬のいる鞍馬山中に毘沙門天像を得て、そこに一宇の草堂を建てて安置したのにはじまる。その後藤原伊勢人(いせんど)によって伽藍が造営されたのは延暦15(796)で、北方の王城鎮護の道場となった。以来、朝野の崇敬が深く隆盛を極めたが、大治元年(1126)をはじめとする再度の火災で荒廃した。明治から大正にかけて復興されたが、また本殿等を焼失した。

鞍馬寺仁王門 鞍馬寺参道の石段 鞍馬寺金堂
本殿前の寅 翔雲台 閼伽井護法善神
義経供養塔 由岐神社本殿 由岐神社拝殿

■仁王門 鞍馬街道に面して建つ楼門。明治44年の再建。

由岐(ゆき)神社 鞍馬寺の鎮守社として、また鞍馬村の産土神としてその創建は古く、朱雀天皇の天慶3(940)の勧請とつたえる。古くは靫明神といい天皇の悩みや世上が騒がしきときには、靫(矢を盛る器)を社前にかかげ、平穏を祈ったとつたえる。祭神は大己貴命・少彦名命を祀る。

◆拝殿[重文・桃山] 慶長15(1610)豊臣秀頼の再建。中央一間を通路とした割拝殿で、屋根中央に唐破風を付し、崖にのぞんで舞台造りとなっている。なお本殿石段の左右には慶長20(1615)在銘の四角型石灯籠一対があり、本殿扉の左右には石造狛犬[重文・鎌倉]一対を安置する。

□涙の滝 由岐神社の東、参道に沿って流れる渓流が小さく滝となっているところをいう。「源氏物語」若紫の巻にある歌に因んだとも、牛若丸が平家討伐を祈って悲憤の涙を流したのによるともつたえる。

□東光坊跡 牛若丸が阿闍梨覚日の弟子となり、遮那王とよばれ、学問修行を行なったところといわれる。これに因んで義経供養塔やその念持仏とつたえる地蔵尊を祀った川上地蔵堂がある。

九十九折(つづらおり) 由岐神社より鞍馬寺本殿に至る急な坂道。清少納言が『枕草子』に、近くにみえて遠きものとして「鞍馬のつづらをりという道」と記している。

■転法輪堂 昭和40年の再建。丈六の阿弥陀坐像を安置する。もと鞍馬本町の栢堂に安置してあったのを、明治初年に移したといわれる。

■宸殿 大正13貞明(ていめい)皇后(大正天皇皇后)行啓(ぎょうけい)のとき、便殿(べんでん)(貴人の休息のために設けた御殿)として建てられたもの。

本殿金堂 もとの建物は昭和20年に焼失し、現在の建物は昭和46年の再建で、鉄筋コンクリート造り、地下に宝殿を有する。内部は外陣・内陣・内々陣に分かれ、魔王尊を中央とし、右に毘沙門天、左に千手観世音菩薩を本尊として安置している。

◆翔雲台 本殿前の大きな平板な石で、もと本殿背後の崖上に営まれた経塚の蓋石とつたえる。この経塚は藤原時代に造営されたもので、本殿拡張工事に際し、発掘された出土品は総計178点に及ぶ。大部分は京博に寄託中。

◆閼伽井護法善神 魔王尊に供える水を絶やさない雌蛇を祀ったもの。

□竹伐り会式 毎年620日に行われる年中行事。長さ4mの青竹4本を大蛇に見立て、山刀をもった八人の鞍馬法師が伐り競い、稲作の豊凶を占う。

■光明心殿 本殿の西。魔王尊を祀り、護摩供を奉修する道場。

霊宝殿 三階建て。一階は自然科学博物苑、鞍馬山中に生息する珍獣奇鳥はじめ昆虫や岩石・植物等を展示。二階は寺宝展示室で、経塚石造宝塔[国宝・藤原]等を展示する。三階の収蔵庫は最も重要な仏像を安置する。

◆毘沙門天および脇侍吉祥天・善膩師童子立像[国宝・平安] 仏像はいずれも一木彫、瞳に墨、唇に朱をさすほかは、彩色しない白木のままとしている。中尊の毘沙門天は等身、右手に鉾をもち、左手を目の上にかざして、鞍馬山からはるか南の京都を望見する姿は、いかにも王城鎮護・北方守護の精神を具象化したもので、仏像彫刻中、もっとも傑出している。

◆兜跋毘沙門天立像[重文・平安] 一木彫の彩色像で、山形の宝冠をかぶり、外套のような長い鎧に身をかため、腕に海老籠手をはめ、二鬼を従えた地天の差し出す掌上にたつ。兜跋毘沙門天とは唐の玄宗皇帝の頃、敵軍に包囲された安西城の楼門にあらわれ、敵を追い払ったといわれている。

◆観音菩薩立像[重文・鎌倉] 寄木造り、玉眼入りの彩色像で、足?に嘉禄2(1226)大仏師肥後別当定慶作の墨書銘がある。

□鞍馬山 海抜569m、山の地質の大部分は古生層といわれる堆積岩からなる。王朝時代から春は雲珠桜、秋は紅葉によく、歌枕として詠歌も多い。かつては足利義満・義教も来山し、花見を行ったという。鞍馬山中には、牛若丸ゆかりの僧正ヶ谷、魔王尊を祀る奥の院魔王堂等がある。

参考資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より

□寺紋 寺紋は天狗の団扇などと言われていますが、お寺の説明によりますと、菊の紋を横から見た紋だそうです。長年の疑問が解けました。

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