京都観光タクシー同友会の観光案内
【興正寺】《真宗興正寺派本山》TEL 075-371-0075
親鸞聖人を開祖とする真宗興正派の本山。興正寺の寺号は、日本に仏教をひろめた聖徳太子の事績にちなみ「正しい法を興しさかえさす」との意味が込められています。創建は鎌倉時代にさかのぼり、当初は京都の山科に建立。創建後数年を経て、山科から京都東山の渋谷へと移り、その際、ご本尊が光を放ったことから、後醍醐天皇より佛光寺の寺号を賜り、寺名を改めました。
佛光寺の教勢は飛躍的に拡大し、隆盛を極めたが、室町時代、蓮教上人は本願寺の蓮如上人と歩みを共にし、佛光寺を弟に譲り、再び山科の地に多くの門徒と共に興正寺を興した。その後は本願寺と歩調を合わせ、度重なる移転にも常に行動を同じくしています。桃山時代、現在の地へ移転し、堂舎が隣接して建てられているのも本願寺との深い関係を示しています。
また一方で興正寺には本山として独立しようとする気運も根強く、明治9年、興正寺は独立した一派の本山となります。多くの変遷を経ながらも「正しい法を興す」という願いのもと興正寺の歩みは続けられています。現在の堂宇は明治35年の出火後の再建。
興正寺案内 | 御影堂 | 阿弥陀堂 |
■阿弥陀堂 大正4年(1915)の再建。中央に阿弥陀如来像、左右に七高僧、聖徳太子の御影を安置しています。
■御影堂 明治45年(1912)の再建。幅33m、奥行き41m、高さ28m。中央に親鸞聖人のご真影を安置しています。
■経蔵 嘉永元年(1848)の建立。御影石の欄干を巡らしてあり、中には経典が納められています。
■表対面所 御影堂の西側に位置し、報恩講にはこの場所でお斎がいただけます。
■興正会館 研修施設や宿泊施設などがあり、本山へ参拝される方々の歓談の場として利用されています。
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