京都観光タクシー同友会の観光案内
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735(天平7)年、聖武天皇が大盧舎那仏像造立の平安を祈願して良弁僧正に命じて伽藍を創立させたが1137(保延3)年に焼失。その後、1208年に笠置の※解脱上人貞慶と弟子覚真によって再興された。住坊58をもつ巨刹で、近世まで興福寺の末寺であったが、明治維新後は随心院の末寺に、その後、智積院の末寺となる。
※解脱上人貞慶(1155〜1212) 鎌倉初期法相宗を中興する。興福寺の僧であったが、仏教会の堕落を嫌い28歳で笠置山に入山。末法濁世の社会を救済するには弥勒仏へのひたすらな信仰であるとし、戒律を重んじ南都仏教の復興に努めた。のち、海住山寺に移る。
本堂 | 五重塔 | 文殊堂 |
文殊堂前の紅葉 | 本坊 | 本坊庭園 |
■本堂 明治17年に再建。
◆十一面観音立像[重文] 本堂厨子内に安置。高さ189cmの一木造の像で貞観時代の大らかな作風。また、45cmの檀像十一面観音像は藤原時代の作(奈博に寄託)。
■五重塔[国宝] 1214(建保2)年の完成。高さ約17.7m。後鳥羽上皇から下賜された舎利二粒を納めるべく貞慶が計画するが、完成は貞慶没後の一周忌。現存する五重塔としては室生寺の塔に次いで小さい。初重に吹放しの裳階をつけた点が珍しく、心柱は二重で止まり、下まで心柱がないのはこの塔が最初。初重内部は四天柱間に板扉を設けて厨子風につくられており、舎利を本尊としたと思われる。
■文殊堂[重文] 鎌倉後期の建築。寄棟造、銅板葺。白壁と板扉・連子窓で構成された清楚な建築。
資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より
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