京都観光タクシー同友会の観光案内
【十輪寺】《天台宗》075-331-0154
850(嘉祥3)年、文徳天皇の皇后、染殿(藤原明子)皇后の世継ぎ誕生を祈願し、めでたく皇子誕生、めでされたところ、後に天皇になられたことから、勅願所となる。その後、藤原北家(花山院家)が帰依され一統の菩提寺となる。※在原業平が晩年、ここに隠棲し風雅な日々を送るかたわら、塩焼を行ったという。別名「業平寺」などと呼ばれる。
※在原業平(825~880) 平安時代の歌人。阿保親王の子、六歌仙の一人。才気がありながら、政治的に不遇であった。伊勢物語の主人公のモデルとされている。
庭園 | 在原業平塔 | 塩竈の跡 |
■本堂 1750(寛延3)年の再建。屋根は神輿のような天皇の乗り物である鳳輦に似ていて非常に珍しい。
◆本尊・延命地蔵菩薩 伝教大師作と伝える。その像に巻かれた腹帯で染殿皇后が安産されたことから腹帯地蔵尊と称する。秘仏で8月23日ご開帳。
◆草分観世音 花山法皇が西国札所を再興されたおり、背に負われた観世音を納めたものという。禅衣(おいづる)観音とも呼ばれる。
◆庭園 海底を模した「三方普感の庭」。見る人、見る位置によって形を変えるとされる。
◆書院襖絵 黒田正夕画伯による復元。
◆在原業平塔 石造宝篋印塔で無銘。
◇塩竃の跡 この地を業平閉居の地とつたえ、難波から潮水を汲みよせて塩を焼いたという。
資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より
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