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【宝泉院】《天台宗･勝林院塔頭》��075-744-2409

　天台宗延暦寺別院の勝林院(しょうりんいん)山内の一院で、寿永年間(1182〜85)、声明(しょうみょう)研究の専門道場として創建。拝観は抹茶付で、額縁の庭を眺めながらの一服は、大原散策の一休みとして最適。

山門	近江富士の五葉松	宝楽園1
宝楽園2	宝楽園3	宝楽園4
額縁の庭	書院よりの五葉松	石盤
書院の窓から見た鶴亀の庭	血天井	水琴窟

■書院　1502年の再建。廊下の天井は俗に「血(ち)天井(てんじょう)」とよび､1600年(慶長5)伏見城を死守した鳥居元(とりいもと)忠(ただ)が自刃(じじん)したときの板間を張って霊(れい)を弔(とむら)っている。

◆額縁の庭(盤桓(ばんかん)園(えん))　竹林を透かして大原の山並みが一望できる借景(しゃっけい)庭園。一幅の日本画を見ているよう思いがする。近江富士をかたどった樹齢500年とも、600年ともいわれる五葉松、竹林、そして梅で松竹梅の庭になっている。

◆鶴亀の庭　書院の小さな格子窓越しに鑑賞する庭園。池は羽を広げた鶴の形、飛石は鶴の胴体。築山が亀を表している。

◆血天井　血天井は他に養源院(ようげんいん)・正伝寺(しょうでんじ)・源光(げんこう)庵(あん)などにある。