京都観光タクシー同友会の観光案内
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京都最古の宮で、古くは日向宮、日向神宮、粟田口神明宮、日岡神明宮とも称し社殿は神明造で、内宮、外宮が奉斉され「京の伊勢」として名高く、昔は東海道を往来する旅人たちの道中の安全祈願、伊勢神宮への代参として多数参拝があった。また、神社の入口の一の鳥居のところが粟田口(京の七口の一つ)に当たり、弓屋、井筒屋、藤屋という京では有名な茶屋があって、旅人たちの送り迎えが行われ賑わった。周囲の山は神体山で、日御山、神明山(東山三十六峯の一山)と称し特に秋の紅葉は隠れた名所として人気がある。
社伝によれば第23代顕宗天皇(履中天皇の孫)の御代に日向国高千穂の峰の神跡を移したのが起こりと伝える。天智天皇が神田を寄進、鎮座の山を日ノ山と名づけた。その後、清和天皇が天照大神を勧請したといわれ、日向宮の勅額を下賜、醍醐天皇は、延喜の制で宮幣社に列した。建武の戦乱中、新田義貞は、戦勝を祈願、良馬と太刀一身を奉納した。その後、応仁の乱の兵火にかかって社頭は大いに衰えたが、慶長年間、野呂宗光が徳川氏に請うて社殿を再興し、その子孫が奉仕するに至った。
神社境内と工事中の外宮 | 内宮 | 天岩戸 |
■内宮・外宮 神明山を背後にした境内には伊勢皇大神宮に準じて内・外宮があり、内宮には天照皇大神ほか三女神(多紀理毘売命・市寸島比売命・多岐都比売命)を、外宮には瓊瓊杵命・天御中主神を祀る。社殿はともに神明造とし、棟に千木と勝男木を置いている。
■天岩戸 裏山には戸隠神社を祀る天岩戸があり,くぐり抜けると心身の穢れが払い清められ、開運・厄除けになるといわれている。祭神は、天手力男命。近年、パワースポットとして、ひそかに人気がある。
■祭儀 ◇一月一日 若水祭 この霊泉は、京の名泉の一つで、古儀にならい毎年元旦に若水を汲み神饌を調理し、両本宮に献供する。元旦・二日・三日間、若水を一般参拝者に授与しています。
◇二月三日 節分祭 境内にある天の岩戸をくぐり抜けると罪穢れが払い清められ、福を招くといわれ「ぬけ参り」と呼ばれる。午後四時より境内で諸祈願成就祈祷の献火神事、古札の焼納を行います。(天の岩戸は終日くぐることができます)
◇十月十六日 外宮大祭・◇十月十七日 内宮大祭
【疎水運河】
船溜り | 疎水記念館 | 疎水遊覧 |
琵琶湖の水を京都に引き、上水・発電・灌漑・防火等の諸般の事業に利用するために建設された明治時代におけるわが国最大の土木事業。はじめ、交通・運輸の利便を第一の目的としたが、工事半ばに至って水力利用に着目し、水力発電所を設け、市内電車の運転や市民の家庭用または工業用の電力の供給を行い、また上下水道の敷設を行うように変更された。この工事は明治維新後、衰微する一方であった京都の産業振興の起死回生策として行われたもので、時の京都府知事北垣国道が、当時弱冠23歳の工科大学の学生田辺朔朗に委嘱して実施された。総工費142万円、うち32%は京都遷都のとき、明治天皇から京都に下賜された産業基本金の利殖金27万円等が当てられたという。
【蹴上ダム(船溜り)】
琵琶湖から流れてくる第一疎水と第二疎水の水が、ここで合流し、水は浄水場と発電所用にわけられ、一部は閘門によって支線に分流されている。もとは疎水運河を上下する船を、ここでしばしとどめ、水運の調整をはかった船の溜り場であったから、俗に船溜りと呼ばれた。
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