京都観光タクシー同友会の観光案内
【護王神社】《
護王神社は、和気氏の創建による高雄神護寺境内に作られた、和気清麻呂を祀った廟(護王善神堂)に始まる。正確な創建の年代は不詳である。
■宇佐八幡宮神託事件 奈良時代の769年(神護景雲3)、宇佐八幡宮より称徳天皇(孝謙天皇)に対して「弓削道鏡が皇位に就くべし」との託宣を受けて、弓削道鏡が天皇位を得ようとしたとされ、紛糾が起こった事件。道鏡事件とも呼ばれる。同年10月に称徳天皇が詔を発し、道鏡には皇位は継がせないと宣言したため、事件の決着がついた。
※弓削道鏡 孝謙上皇の病を治したことからその信頼を得て出世。重祚した称徳天皇のもとで道鏡はその片腕となり、765年 (天平神護元年)には僧籍のまま太政大臣となり、翌年には法王となり政治にしばしば介入した。
■護王神社と猪 和気清麻呂が九州の山奥へ配流の際に、弓削道鏡から送り込まれた刺客に襲われたのを、突如現われた300頭の猪によって難事を救われた。その後、清麻呂が悩んでいた足萎えも不思議と治ったと伝えられる。この故事により、護王神社は足腰の守護神として広く崇敬されている。1890年(明治23)から狛犬の代わりに「狛猪」が置かれており、「いのしし神社」の俗称もある。
■護王神社とお札 日本銀行券としてかつて発行されていた10円紙幣は、1890年から1945年まで発行されたものは一貫して和気清麻呂と護王神社が描かれたが、そのうち1890年に発行されたものは表面の枠模様の中に8頭の小さな猪が描かれ、さらに1899年に発行されたものは裏面に大きな猪が1頭描かれた。10円紙幣はその後1915年発行のものから猪が描かれなくなったが、その後も含めて和気清麻呂の肖像画が描かれた10円紙幣は長らく「いのしし」と俗称された。
■幸運の霊猪 霊猪手水舎で「鼻をなでると幸せが訪れる」といわれている。
■カリンの木 樹齢100年を超えるこの木は、京都の巨樹名木百選にも選ばれている。秋には甘い香りの実をつける。この実は、ほぼ3年周期で豊作・平作・不作を繰り返す。この実を用いて造ったカリン酒は、ぜんそくによく効く。
■いのししコレクション 全国から奉納された多数のいのししが展示。その種類は土鈴・置物・色紙・絵馬といったものから本物の猪の剥製までさまざま。また日本のものだけでなく外国のいのししグッズも多数陳列されている。
■飛翔親子猪 この像の材はこの地に生い立っていた樹齢300年の桂の木。祈願殿建設に際しやむなく伐採した桂の根株を、チェーンソーアートの世界チャンピオン城所ケイジ氏が「生命のよみがえり」をテーマに彫刻し、翼の生えた神猪が子猪を守る姿が表現されている。また、その両側には同氏が北山杉で彫刻した作品「昇り神猪と降り神猪」が展示されている。
■願掛け猪と座立亥串 招魂樹(おがたま)の根本には、願かけ猪の石像があり、その周りには座立亥串(くらたていぐし)という、願かけの串がたくさん刺し立ててある。自分の名前と願い事を書いた紙札をはさんで、願かけ猪の前に刺し立てて願かけをするという、当神社独特の信仰。
■足萎難儀回復の碑 招魂樹のそばにある「足萎難儀回復の碑」には、足腰の病気やけがの回復を願って多くの方がご祈願に来られます。参拝者は足形の石の上に乗ったり、碑をさすったりして祈願する。
■和気清麻呂公銅像 平成10年和気清麻呂公1200祭を記念して清麻呂公の銅像が建てられた。造形作家の松本繁来氏の手によって、御所に向かい真っ直ぐな眼差しを注ぐその像は、清廉潔白と称された清麻呂公のイメージをよく表している。台座の「和気清麻呂公」の文字は茶道裏千家前家元千玄室氏の揮毫。
■護王の大イチョウ 樹齢数百年を数える6本イチョウの大木がそびえ立っています。中でも聖鳳殿の北に立つ巨木は「上京区の誇りの木」にも認定されている。
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