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【不退寺(業平寺)】《真言律宗》℡0742-22-5278
平安遷都の後、平城京をなつかしむ平城天皇は、上皇として都を再び平城京に戻すことを画策されたが成功せず、都を逃れて、809(大同4)この地に茅葺の仮殿を営む。上皇の崩御後は、皇子阿保親王、その子在原業平が後を引きつぎ、847 (承和14) 年に業平自らが聖観音像を刻んで当寺を開基したのが始まりとされ、別名「業平寺」とも呼ばれている。
本堂 | 石棺 | 多宝塔 |
■南門[重文] 1317(正和6)年鎌倉時代末期の建築。切妻造、本瓦葺の四脚門で、左右に御所塀が付いている。身柱の上に豪壮な板蟇股を載せ、中央冠木の上に束を中心にして笈形風にいろいろと装飾しているのが特徴。
■本堂[重文] 内部は内陣と外陣に分かれ、その境に吹寄菱欄間(業平格子)と木連格子を入れている。須弥壇上中央に本尊聖観音菩薩像、その周囲に五大明王像、地蔵菩薩像を安置。須弥壇の左右に小部屋があり、東小部屋に神仏習合名残の伊勢太神宮を奉安し、西小部屋に阿保親王坐像と平城天皇、伊都内親王の尊儀が祀られている。
◆聖観音菩薩立像[重文・藤原] 寺伝によると、業平朝臣御自作といわれ業平観音と呼ばれている。桂材の一木造で、宝冠帯が大きくリボンを着けた観音像である。全身胡粉地の上に極彩色の花紋装飾が施されている。
◆五大明王像[重文・藤原] 中央に不動明王、東に降三世明王、南に軍荼利明王、西に大威徳明王、北に金剛夜叉明王という配置。平安時代初めに弘法大師空海が中国から五大明王を請来し、京都東寺の講堂に安置され、平安時代の彫像で、奈良において現存しているのは当寺だけ。
■多宝塔[重文] 初層のみで上層と相輪を欠いている。建立当初檜皮葺の二層構造であったことは『不退寺伽藍図』や『大和名所図会』からわかる。内部の壁板には真言八祖が彩色されているが、剥落が激しい。昭和9年の解体修理時に発見された飛檐垂木墨書によると、多宝塔には安浪(快慶)作の千体地蔵が安置されていたらしい。当寺最古の建造物で、5月28日の業平忌のみ開扉。
■庫裏 瑞景寺の庫裏として1857(安政4)年に築造されたが、明治初年に廃寺同然となっていた不退寺に対して、1885(明治18)年、長州毛利家の品川弥二郎が当寺の庫裏として寄進したもの。
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