京都観光タクシー同友会の観光案内
【円通寺】《臨済宗妙心寺派》075-781-1875
この地には、はじめ後水尾上皇の幡枝御殿(幡枝茶屋)とよぶ山荘があったが、修学院に本格的な山荘を造営されてからは、1672年(寛文12)、山の茶屋は近衛家に下賜され、御殿は霊元天皇の乳母であった贈左大臣園基任の息女、円光院文英尼公に下賜された。尼公は、妙心寺の禿翁和尚を開山とし、臨済宗妙心寺派の寺に改めたのが起こり。
■客殿 現在の寺域は狭く、昔日の面影はないが、客殿(仏殿と御幸の間)は、ともに皇居にゆかりのある殿舎を移建したものといわれ、釈迦立像および歴代の尊牌を安置し、軒上には黄檗の隠元筆の「大悲山」「円通寺」等の額を掲げる。
◆庭園[名勝] 借景式庭園の代表。客殿の東前面にある。南北に細長く、長方形の地割の中に立石と横石と臥石40数個を置き、これに低い小丸刈込みのツツジを配した枯山水の平庭である。もとは白砂敷であったが、今は美しい深い杉苔におおわれた苔庭となっていて、その後方に比叡山がそびえたち、さながら一幅の絵を見るごとき観がある。
庭は後水尾上皇がみずから指示して作庭されたものと思われ、竜安寺石庭と西芳寺と大徳寺方丈庭園の三庭を一つにした趣がある。
◇寺宝 紙本墨跡「霊元天皇宸翰御消息」一幅[重文]
京都検定HOME | おすすめ観光コース | 貸切料金表 | お薦め食事処 |
こだわり観光コース | 中井タクシーのブログ | お薦めお休み処・お土産 | |
紅葉観光コース | 観光社寺一覧 | タクシードライバーの研修会 |