京都観光タクシー同友会の観光案内
円成寺紅葉情報2010年11月6日
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※忍辱山の山号をもつ。開創756(天平勝宝8)年とも伝えるが、確かな記録では、加賀白山の命禅上人が開創(1026)し、十一面観音を祀るお堂を建てたのに始まるという。平安末には仁和寺の寛遍僧正が入り真言宗寺院として整備された。しかし、応仁の乱で主要堂宇は焼失。近世には24の子院を有したが、明治の廃仏毀釈により衰退し、庭園と中心伽藍のみを伝える。
※忍辱山 忍辱とは菩薩行六波羅蜜の一つで、いかなる苦悩にも忍耐する修行をいう。
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円成寺入口 | 名勝庭園 1 | 拝観入口 |
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名勝庭園 2 | 楼門 | 本堂 |
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多宝塔 | 春日堂・白山堂 | 神社拝殿 |
◆庭園[名勝] 浄土式庭園。寛遍僧正の築造。かつて、ここでは阿弥陀如来が観音菩薩を引き連れて、衆生を救済するためにやってくる迎接会という行事が行われていた。浄土式庭園は、こうした宗教儀式を繰り広げるための、舞台装置でもあった。
■楼門[重文] 1468(応仁2)年の再建。入母屋造、檜皮葺きの屋根か美しく、花肘木が必見という。
■本堂[重文] 1466(文正元)年の再建。藤原時代のものを忠実に具現。前に向拝を付けているため春日造の社殿を思わせる一方、向拝には床を一段高くした舞台を設け、廂の内部を小房に分けるなど寝殿造の様式が見られる。内部は四方流化粧屋根裏や来迎二十五菩薩を極彩色で描いた四本柱や反華座を備えた阿弥陀堂で、本尊は阿弥陀如来坐像。
◆阿弥陀如来坐像[重文] 典型的な藤原末期、定朝様式の仏像。宝相華唐草透彫の光背とともに時代の特色を示す。
■多宝塔 1990(平成2年)年5月の再建。
◆大日如来坐像[国宝] 多宝塔の本尊で智拳印を結ぶ金剛界の大日如来。檜の寄木造で、玉眼を嵌入し漆箔。玉眼を用いた作例としては最古の部類に属する。蓮華座の中の墨書銘により、※運慶25歳頃(1175〜76)の作品で最も初期の像造という。均整のとれたプロポーション、安定感のある坐り方、引き締まった相好、柔らかな質感の着衣など、理想的で隙のない写実表現が見事。
※運慶(生没年不詳) 康慶の子。写実的で力強い鎌倉彫刻の第一人者。定朝正系ながら不遇であった七条仏所を隆盛に導き、興福寺を中心に遺作がある。
■春日堂・白山堂[国宝] 円成寺の鎮守社で、春日大権現・白山大権現を祀ってきたが、廃仏毀釈により明治以降、社殿を堂と改称した。1228(安貞2)年の建立。ともに一間社春日造。春日造として現存する最古のものとして有名。
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