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【大徳寺】《臨済宗大徳寺派》075-491-0019

 元応元年(1319)鎌倉末期、夢窓疎石(むそうそせき)とともに禅林の双璧(そうへき)と称された(そう)(ほう)(みょう)(ちょう)(大燈国師(だいとうこくし))が現在の地に小院を造立したのが起こり。妙超が花園天皇と後醍醐天皇の庇護(ひご)を受けていたため、両人の帰依(きえ)を得て大いに栄え、元弘3年(1333)には五山の上位に列した。しかし、建武(けんむの)新政(しんせい)が崩壊すると足利義満によって十刹(じっさつ)の第九位に寺格を下げられ、五山を離脱。座禅を本位にした独自の宗風を確立した。その後応仁の乱の兵火にかかって衰微(すいび)したが、堺の豪商の支持を得た一休宗(いっきゅうそう)(じゅん)が再興。天正10年(1582)には豊臣秀吉が織田信長の葬儀をここで挙行し、寺領を寄進するなど擁護(ようご)した。寛永13年(1636)法堂(はっとう)方丈(ほうじょう)などが再建、規模を一新したが、明治の廃仏(はいぶつ)毀釈(きしゃく)によって塔頭(たっちゅう)の大部分が廃絶した。現在の塔頭は24ヶ寺。

勅使門 三門(金毛閣) 方丈

勅使門(ちょくしもん)[重文] 切妻造(きりづまづくり)桧皮葺(ひわだぶき)唐様(からよう)四脚門(しきゃくもん)で、もと皇居の南門であったと伝える。

■山門(金毛閣(きんもうかく))[重文] 大永6年(1526)初層のみが建立され、天正17年(1589)千利休(せんのりきゅう)が上層を完成したという。上層に釈迦三尊(しゃかさんぞん)十六(じゅうろく)羅漢(らかん)像とともに千利休像があるが、利休はこの像によって秀吉に嫌われ、自決を命ぜられたという。天井の竜の絵は長谷川等伯(はせがわとうはく)の作。

■本堂(仏殿)[重文] 寛文5年(1665)の再建。内部には本尊・釈迦如来像を安置し、天井画は(かり)野元(のもと)(のぶ)筆という。

法堂(はっとう)[重文] 寛永13年(1636)の建築で、小田原城主稲葉正勝(春日局の実子)の寄進。仏殿と同型で、内部は瓦敷で天井に狩野探幽(かりのたんゆう)筆の九竜図がある。

方丈(ほうじょう)[国宝] 寛永13年(1636)京都の豪商後藤益勝が建立。単層(たんそう)入母屋造(いりもやづくり)棧瓦葺(さんかわらぶき)の簡素ながら大建築。内部の人物・山水・花鳥図の襖絵は狩野探幽の作。普通、方丈は6室だが、ここは8室に分かれ、1室を開山堂(かいざんどう)雲門庵としている。

◆方丈庭園[特別名勝・史跡] 方丈建立の時、後藤益勝が造った枯山水庭園。南庭は東南隅に滝を模した巨石を中心として石組を連ね、背後に椿の刈込をあしらっている。東庭は七・五・三に石を配し、比叡山を遠望する借景式。

唐門(からもん)[国宝] 切妻造(きりづまづくり)桧皮葺(ひわだぶき)()脚門(きゃくもん)(じゅ)楽第(らくだい)の遺構と伝わる。前後に軒唐破風がつけられ、獅子・松・孔雀・滝に鯉など装飾彫刻が豊富に施されている。桃山時代特有の絢爛(けんらん)豪華(ごうか)な建築である。

【大徳寺と茶の湯】

 大徳寺と茶の湯の関係は、村田(むらた)珠光(じゅこう)が一休に参禅し、その印可(いんか)(あかし)として圜悟(えんご)禅師の墨蹟(ぼくせき)を与えられたという逸話があり、以来、茶と禅、茶と大徳寺といった関係が伝統的に生じた。珠光の弟子宗悟は古岳宗亘(こがくそうこう)に参禅したといわれ、武野紹(たけのじょう)(おう)も同じく古岳に禅を学んだ。また、千利休もしばしば参禅し、禅の奥義(おうぎ)を究めて侘び茶の精神にこれを取り入れたのである。しかし、大徳寺が茶の湯と緊密な関係をもち、繁栄したのは一休が応仁の戦乱を避けて堺に逃れ、彼の地で焼失した大徳寺伽藍の復興資金を信徒から集めて以来のこと。そして、紹鴎の師である古岳が堺に南宗庵を開き、三好長慶が父の菩提を弔うためにこれを南宗寺と改めてからは堺の豪商を含めて次第に大徳寺派の南宗寺、その本山大徳寺との緊密な関係が構築され、財政的にも多大な支援がなされた。とくに南宗寺一世、大林宗套(だいりんそうとう)に対する堺の豪商たちの帰依は厚く、紹鴎門下の今井宗久(いまいそうきゅう)、津田宗達、その息子宗及らは競って参禅した。こうして大徳寺を中心として、しだいに(ちゃ)(ぜん)一味(いちみ)の思想が起こり、大徳寺と茶の関係が深化していく。なお、利休が自身の木像を大徳寺の山門に掲げて秀吉の不興を買い、自刃の遠因を作ったことはつとに名高いが、これは利休の増長といったものではなく、古渓らを含む大徳寺側が十分に検討を重ね、七十になんなんとしてなお茶の道に精進する利休の姿を像として山門に安置したにすぎないのである。

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