京都観光タクシー同友会の観光案内
阿弥陀寺参道 |
阿弥陀寺本堂 |
禅公窟 |
阿弥陀寺のお地蔵さん |
【阿弥陀寺】《浄土宗知恩院派》Tel:075-744-2048
1609年(慶長14)、木喰僧弾誓上人が創建した如法念仏の道場。上人は尾張国海辺村の生まれ、九歳にして出家し、諸国を回遊して京都にいたった。たまたま五条大橋上より北方に紫雲がたなびき、光明赫然たるを発見して、遂にこの地に来って一宇を建立したのが起こりと伝える。上人はこの地に住すること4年、慶長18年(1613)、62歳で示寂した。
■本堂 世に「植髪の像」と称し、弾誓上人の髪を植えた自作の像を安置し、右脇壇には阿弥陀如来坐像[重文]を安置する。背後の開山窟には、上人の遺骸をおさめた石棺がある。
■宝物殿 弾誓上人の法衣や仏具等を展示する。
◆御杖水 飲用となる水がすくなく、人々が苦しんでいた。そうと知った弾誓上人、鉄の杖をふるって岩間を穿ったところ、清冽な水が滝となって流れ落ち、その水を飲めば病苦が去ったともつたえられている(現在は土砂崩れのため、埋まってしまった)。
◆禅公窟 書院の背後300m余りの山上にある。弾誓上人の行跡を慕って来山した澄弾上人が参禅した石窟とつたえる。
参考資料 昭和京都都名所図会 竹村俊則著より