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【成相寺】《橋立真言宗》TEL 0772-27-0018
 元々は日本古来の山岳宗教の修験場。日本全国にある五つの「聖の住む所」の一つとして信仰を集めてきた。その中で文武天皇の勅願所として慶雲元(704)年に真応上人が創建したと伝えられている。西国三十三所第二十八番札所。

パノラマ展望より眺める天橋立

鉄湯船 本堂 十王堂
熊野権現堂 包丁塚 観音堂
一言一願地蔵 撞かずの鐘 五重塔

元々は日本古来の山岳宗教の修験場。日本全国にある五つの「聖の住む所」の一つとして信仰を集めてきた。その中で文武天皇の勅願所として慶雲元(704)年に真応上人が創建したと伝えられている。西国三十三所第二十八番札所。

 

■名前の由来 一人の僧が雪深い山の草庵に篭って修業中深雪の為、里人の来住もなく食糧も絶え何一つ食べる物もなくなり、餓死寸前となりました。死を予感した憎は「今日一日生きる食物をお恵み下さい」と本尊に祈りました。すると夢ともうつつとも判らぬ中で堂の外に狼の為傷ついた鹿が倒れているのに気付がつきました。僧として、肉食の禁戒を破る事に思い悩んだが命に変えられず、決心して鹿の腿をそいで鍋に入れて煮て食べました。やがて雪も消え里人達が登って来て、堂内を見ると本尊の腿が切り取られ鍋の中に木屑が散って居ました。それを知らされた僧は観音様が身代りとなって助けてくれた事を悟り、木屑を拾って腿につけると元の通りになりました。此れよりこの寺を願う事成り合う寺、成合(相)寺と名付けました。

■本堂 もともと、本堂は現在より山の上に建てられていましたが、山崩れのため現在地へ移転。現本堂は安永3(1774)の建築。古式に則り、54方の入母屋造、正面を千鳥破風、軒唐破風で飾っており、堂内のお厨子に安置された本尊の木造聖観世音菩薩は、平安期のもの。

■熊野権現社 1676(延宝4)、成相寺に現存する最古の建築。

■鉄湯船 1290(正応3)に完成した日本三大鉄湯船。

■十王堂 孔雀明王、閻魔大王、賓頭盧尊者を安置。

■観音堂 西国三十三霊場のご本尊が安置。

■一言一願地蔵 唯一願を一言でお願いすれば、どんな事でも叶えてくださるお地蔵様。

■五重塔 鎌倉時代の形式をそのまま復元。

■山門 守護法神として仁王像を安置。

■撞かずの鐘 悲しい秘話の残る宮津市唯一の中世の鐘。

成相寺ホームページより

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