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【法華山 一乗寺】《天台宗》0790-48-2006

一乗寺入口 入口の階段
本堂 三重塔 鐘楼
本堂内部の天井 本堂内部の柱 妙見堂・弁天堂

 法華山一乗寺は白雉元年(650)法道仙人開基の天台宗の名刹で西国26番目の札所。法道仙人はインドの人で紫雲に乗って観世音菩薩を安置するのにふさわしい場所を探しに日本に。そして法華山を見つけて観世音菩薩を祀ったといいます。法道仙人は、食事をするのに鉢を飛ばし食物を恵んでもらっていましたが、ある時、いつものように上納米を積んだ船に鉢を飛ばしたが、船頭はこれを無視。すると米俵は法華山まで飛び去ってしまったといいます。船頭は法華山に登り返してくれるよう頼むと米は船に戻っていったとのことです。この話を孝徳天皇がお聞きになり、法道仙人に病気平癒を願ったところ、たちまち平癒し、勅願で一乗寺を創建したという。その後、法道仙人はやはり紫雲に乗り、どこかへ飛び立ったといいます。これが一乗寺の始まりです。

■本堂[重文] 寛永5(1628)、藩主本多忠政の援助で再建。大悲閣または金堂とも称する。入母屋造、本瓦葺き、正面9間、側面8間。斜面にせり出した懸造とし、内部は広い外陣と、閉鎖的な内陣、脇陣、後陣からなる、密教仏堂の典型的な平面をもつ。内陣には三間の大厨子を置き、中央の間に本尊聖観音立像[重文]、左右の間には不動明王と毘沙門天像を安置するが、いずれも秘仏である。厨子外の左右には二十八部衆と風神・雷神像を安置する。

◆銅造観音菩薩立像[重文] 秘仏本尊像は像高72.7cm、お前立ち像(現在は宝物館に安置)は80.3cm。いずれも飛鳥時代末~奈良時代初(7世紀後半)の金銅仏。直立した姿勢、素朴な顔貌表現、緻密に表現された装身具などに特色がある。

■三重塔[国宝] 伏鉢(屋根上、相輪の下部にある半球状の部材)の銘から、承安元年(1171年)の建立と判明する。平安時代にさかのぼり、建立年代の明らかな塔として日本でも稀有のものである。塔身部の逓減率の大きいことが特色である。

■常行堂 

■護法堂[重文] 本堂裏手、石段上に建つ、一間社春日造の社殿。鎌倉時代。

■妙見堂[重文] 本堂裏手に建つ、三間社流造の社殿。室町時代。

■弁天堂[重文] 妙見堂の左に並んで建つ、一間社春日造の社殿。室町時代。

■石造五輪塔[重文] 鎌倉時代、元亨元年(1321)の銘がある。境内入口の石段下の右手奥にある。

■宝物館 公開は年に2日、44日と115日のみで、それ以外の拝観は事前の許可が必要。        参考資料 ウィキペディアより

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